個人はどうか?
当たり前の話ですが、普通の人々にとって豊かさとは、可処分所得が増えること。つまり、自分が自由に使えるお金が増えること。逆に言えば、名目上のお金が増えても、実際に使えるお金が増えなければ、生活が豊かになったとは思わない。
普通は、所得が増えれば税金が増えて、可処分所得は増えない。
国家はどうか?
官僚、つまり国家官僚にとって、消費税増税は自分たちの可処分所得、つまり裁量の余地が増えること。したがって何としても消費税10%までは上げるだろう。極論すれば、日本の首相はそのためだけに、ただそのためだけに、存在する。国家官僚にとって、日本の首相の存在価値はそれだけなので、そこまでが首相の賞味期限であることは、明らか。
国家も個人も同じ。
要するに、自分の使える金が欲しいだけなのであって、それで天下国家のために何かをしようなどという奇特な人も国もないというのが、歴史の教訓というよりは事実でしょう。
この国は間違いなく、貧しきものがますます貧しくなり、富めるものがますます富める国になる。
個人的には嫌悪しか覚えないが私は例外なのでしょう。
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